Looking for a Sense of Authenticity

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

星野源、『アイデア』を聴こう

8月20日星野源の『アイデア』がリリースされた。惰性でもないけれど、あまり価格も確認せず、配信しか買えないならむしろ好都合とばかりに予約した。
はてブでも熱い感想記事が人気になったりしていたので詳しい解説はそういうものを見て貰うと面白いが、

なによりぜひ聴いてみてほしい。音楽通だろうがイージーリスナーだろうが楽しめる曲だと思った。
音楽は音が全てではあるのだけど、創作プロセスがダイナミックなので、星野源のパーソナリティを含めて知りたいファンはリンク先と特設サイトと併せて読むとなお楽しめる。

いつもラジオ書き起こしすごい書いてる方のもの。radikoで聴こうと思っていたが先に読んじゃった。でも読めてよかった。

特設サイトにもコメントとかすこし曲についての背景がある。



聴くべき理由は、朝ドラと全然別の仕上がりになってること。そしてそれが、めちゃ脱構築な曲になっていること。これがシングル曲というのは信じられない。それくらい1番と2番が別の曲になっている。

ブレイクしすぎた2016年のあと、まわりの躁状態に疲れ切ったのか、昨年は沈んだ1年だったそうだ。なんか、最近までのサカナクション一郎氏的な感じもあるけど、いつでも絶好調、みたいなメジャー感満載みたいなのは反動が来るのかもしれない。*1

この曲で感じたことは、これからの予感が詰め込まれている曲だということ。歌詞も曲のアレンジも、ムードがネクストモードになっている印象を受けた。死と再生、という印象を受けたのだけど、それはPV(今はMVっていうのかな)でもちょっと感じたことだった。

それにしても良くもここまでモリモリ満載にしてても成立しているなというマジック。王道ぽいバンドサウンドあり、マリンバ入れた“長男”ハリー細野へのオマージュサウンドあり、俺は詳しくないが洋楽の今っぽい黒ビーツあり、アコースティックな間奏あり、普通のポップスからは破綻している。破綻し過ぎていて突き抜けて成立している。全盛り。なんだろう、ビックビーツと言われたファットボーイスリム的なあの頃の空気を感じる。再帰的なパーティーサウンド感もある。

朝ドラ効果もあるのかもしれないが、いつも毎日何回かイントロが頭に浮かぶ。娘はこの曲がかかると喜んでご機嫌が良くなる。授乳中の母ちゃんのためになっているみたい。こんな副次的効果もあるという。すごいですねえ星野源。育休後になぜか出会ったにわかファンなので、一回はライブみたいぞ。それにしても記憶にないのになんで自分の音源にファーストとセカンドが入っていたのだろうかとは思う…そしてなんで、ブームの時じゃなくて育休の時期に“発見”したのかも不思議なのだが。


とりあえず、MVみてみてほしい。
三浦大知プロデュースのダンスもイケている。本人の踊りで見てみたいけど(おげんさんの放送では踊ってたしカッコよかったわ)


喪服ぽい黒スーツがシブい。すでに300万回近くの化物回数が再生されている。

アイデア

アイデア

他にもLINEでもGooglePlayでもいろいろ配信している様子。

マニアになりつつある。サケノサカナで一郎くんとやってる時はまったく興味なかったのになー

*1:『Family Song』以外はWOWOWのドラマ『プラージュ』くらいが2017年の仕事だったと思うけど、これはこれで暗くて好きなドラマだった