分人思想を状況論と結びつけられそうな予感に沸き立つ
振休休みで、外出予定にしていたが出不精で出られないので、しかたなく古いレッツノートのBluetooth設定を苦労したり買って使ってなかったThinkPadのキーボードを試行錯誤して認識させたり、読んでなかったキンドル本を眺めたりしていて、Spotifyの無料垂れ流しで坂本龍一を聴いていたらCorneliusリミックスのかっちょいい曲が流れてきて、アイデアが昇華したような感じになっている。問題意識が正反合しつつあるような感覚。
今更に平野啓一郎の分人論を読み直そうとして本をすげえさがしたが、Kindleで昔買ったものだということで認識錯誤。そうしているうちに「なめ敵」もそうだったかと数年前に丸の内で読書会したことを思い出したりして、ちょいとずつ点が面になりつつある感じが出てきている。
単語だけ抜き出すと非常にスノッブだがスノッブのなかに思想が潜んでいるというのは今日、意味もない時間をソフトフォーカスで過ごしていたなか結構真面目に思うことであった。乱読したなかには読んでなかった佐渡島本やらハーバードいきましたという7回読みの弁護士本もあったりして、そういうものが触媒になる。まじめにこの本は、深みがあって、ああ人を適当に判断しているよな自分はという感覚になったものだった。

- 作者: 山口真由
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/07/14
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